アトピーの知識について

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アトピー性皮膚炎を引き起こすと考えられる因子(2)

2.外的要因

~生活因子~

【1】食事
乳幼児期では特に重要な因子となります。原因物質としては、鶏卵、牛乳、小麦、大豆などが主なものと言えます。もちろんアレルゲン検査により、アレルゲンが特定できた場合は、避けるようにすることは言うまでもありません。また、腸管粘膜からの吸収が成人に比べて高いことも注意しなければなりません。腸壁にはアレルギー反応に関与する肥満細胞が多いため、食物がアレルゲンとなる可能性は大きいと言えます。ただし、成長に伴い腸管免疫が整うと食物アレルギーが改善されるケースがほとんどとも言われています。食の安全性を確保するためには、毎日の食事で摂取される調味料や主食(米)などは安全なものを使用するほうが望ましいと言えます。また、生物、冷たいものは極力避けるようにしましょう。また、おやつやジャンクフードを食べて食生活が乱れがちな方もいますが、その場合、アトピー性皮膚炎は治りにくい傾向が見られます。甘いものの摂り過ぎは皮膚の代謝を阻害する傾向があるといわれています。

【2】汗
汗も症状を悪化させる因子と言われています。汗は皮膚の汗腺から分泌されています。汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類が存在します。汗腺は自律神経中の交感神経により支配されていて、その伝達物質はアセチルコリンです。アセチルコリンは痛みを引き起こしますが、アトピー性皮膚炎の患者の場合は、この痛みが痒みをして現れると言われています。また、エクリン汗腺中にはDermcidinと呼ばれる抗菌ペプチドがあり、細菌から皮膚を守っています。アトピー性皮膚炎の方の汗は、このDermcidinの量が少ないため細菌が感染、増殖しやすくなります。アトピー性皮膚炎の患者の表皮には黄色ブドウ球菌が高頻度に検出されることが分かっています。さらに黄色ブドウ球菌により産生されるトキシン群は炎症を悪化させると言われています。また、汗は体温を調節する上では重要なものであり、仮に、発汗が出来なくなると体温が上昇し、さらに痒みは強くなると考えられます。アトピー性皮膚炎を悪化させないためには、汗をかいたあとシャワーやお風呂などによってしっかりと洗い流すことです。汗だけでなく、皮膚表面のほこり、花粉、細菌も洗い流す効果があります。外出先などでは、綿のタオルでこまめに汗を拭いて対応しましょう。あくまでも汗を除くことが目的であり、皮膚をこすってしまっては皮膚のバリア機能が壊れてしまうので刺激しない程度にしましょう。

~環境因子~

アトピー性皮膚炎は季節性があると言われています。春は、花粉などのアレルゲンが関係し、夏は汗をかくことで悪化します。秋から冬にかけては大気の乾燥が悪化させる因子といえます。 0歳児の病院初診数は春に多く、夏に少なく、 4ヶ月健診では2月に多く、8月に少ないそうです。学童では、夏と冬に悪化するというデータもあります。RAST検査(アレルゲンを特定する検査)などで特定のアレルゲンで症状の悪化がみられる場合は、アレルゲンを極力避けるように心がけましょう。また、こまめに掃除することで室内を清潔にし、ダニやほこりなどのアレルゲンの除去に努めましょう。室内の適温は夏25℃前後、冬20℃ 前後であり、適湿は30~60%に保つことも重要なことです。あまり神経質になりすぎるとストレスの原因となり、症状が悪化する可能性もあるので、無理をしない程度に出来る範囲で行うことが一番大切です。

~物理的因子~

【1】掻き壊し
アトピー性皮膚炎において痒みは最も重要な因子と言えるでしょう。痒みは単なる随伴症状ではなく、疾患そのものというべきです。本来、アトピー性皮膚炎の場合は、皮膚の構造が壊れています。掻き壊しによりさらに皮膚が破壊され、症状は悪化してしまいます。痒みは入浴、運動、就床、軟膏塗布などによる皮膚温の上昇、体の温もりやイライラによる発汗と汗刺激によって生じます。物事に集中しているときは痒みを意識することは少ないですが、解放されたときに襲ってくるものです。痒みの原因をしっかり把握することと、皮膚の構造を本来の状態にもっていくことが必要と言えるでしょう。

【2】衣類
衣類が肌にあたってかゆくなるといった症状を訴える方は少なくありません。夏場は薄着になるため肌に触れることは少ないですが、冬場は、体を温めるために肌に触れる範囲が広くなります。さらに冬場は肌が乾燥しやすいため、衣類による刺激も強くなります。また、アトピー性皮膚炎の方は衣類(特に下着)に残る洗濯洗剤由来の界面活性剤にも注意しなければなりません。界面活性剤はもともと水と油を引きつける作用があり、皮膚表面では汗(水)と皮脂(油)と混ざります。肌のバリア機能が低下しているため、混ざった界面活性剤は皮膚から体内に吸収されやすくなります。界面活性剤には蛋白変性作用と強力な浸透力があり、その悪影響は皮膚ばかりでなく、内臓にも及ぶ可能性が高いと見られています。体内でホルモンバランスに影響すると、免疫機能もバランスが崩れることになるので症状が悪化すると考えられます。対策としては、綿や麻などの肌触りがよく、通気性能の良いものにしましょう。縫い目やゴムひもなどにも注意をはらい刺激が少ないものを選ぶことも大切です。洗剤については、界面活性剤などの配合されていない重曹などに変えることなどに気をつけましょう。

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