UVA、UVB、UVCの3種類があります。UVAは、最も多く地表に届き、肌の真皮のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質や脂肪に影響して老化を進行させます。UVBは、UVAの1000倍にもなる強力なエネルギーをもち、細胞に直接吸収されDNAに傷をつけたり、免疫力を抑え、感染症にかかりやすくしたりします。
一生に浴びる紫外線の50%は、一般的に屋外活動の多い18歳までに浴びてしまうと言われています。また、紫外線は電磁波であり、暑さを感じることはなく、暑さを感じさせるのは赤外線によるものであるということです。室内だから安全ということはありません。暑さとは関係なく、常に肌は、紫外線の影響を受けやすくなっています。
バリア機能を破壊し、皮膚の水分を蒸発させ乾燥させます。赤く熱を持つと炎症が悪化したり、遺伝子に傷をつけたり、活性酸素を生み老化を進行させたりします。また、メラノサイト(色素細胞)が紫外線から細胞を守っていて、そのときにメラニン色素が分泌されます。肌が黒くなるのはこのメラニン色素のためです。通常は新陳代謝によって角層が次第に剥がれ落ちもとの肌の色に戻りますが、紫外線を浴びすぎていると細胞遺伝子の変化により色素が肌に残ってしまい、これがシミとなります。
紫外線の浴びすぎを防ぎ、肌にあったUVクリームを塗ることが大切です。ムラなく塗り、時間の経過とともに薄くなるのでこまめに塗りなおすことが必要です。肌がジュクジュクしている場合には塗るのは控えましょう。
UVBを防ぐ指標です。何も塗らずに肌に日光を当てた場合と比べて、塗った場合にどのくらい日焼けを起こさずにいられるかを表わしています。例えば、何も塗らずに10分で日焼けする人がSPF=30のUVクリームを塗った場合、10×30=300分(5時間)UVBを防ぐことが出来るとしています。ただし、水に濡れたり、汗をかいたりしてクリームが薄くなることは考えていないため5時間よりは少ない時間になります。
UVAを防ぐ指標です。 + 効果あり ++ かなり効果あり +++ 非常に効果あり
赤く熱を持っている状態なので、ローション湿布やアイスノンなどで皮膚を冷やして炎症を抑えるようにします。紫外線を浴びることにより体内に活性酸素が生じやすくなりますので、小麦胚芽や玄米、大豆、種子類に含まれるビタミンEや緑黄色野菜や果物に含まれるビタミンCなど抗酸化食品を日頃から摂るといいでしょう。
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