アトピー性皮膚炎では皮膚の状態は体の中の状態を示す重要なサインです。皮膚の状態は様々ですが、状態に合わせて原因を考えると良いでしょう。皮膚は次のように変化していきます。赤く腫れたり、ジュクジュクした状態であっても必ずかさぶたや乾燥した状態になり、最終的にはカサカサしたものが皮膚から剥がれ落ちるような仕組みになっています。
皮膚に症状が出ているときは、体の中に要らないものがあるということです。例えば、食事、ストレス、花粉や便秘など。これらの体に不必要なものを外に追い出そうとしているのです。中医学では、皮膚の状態によって赤みがあれば体に「熱」があるサイン、黄色いジュクジュクがあれば「湿」、痒みがあれば「風」などを判断することが出来ます。皮膚の変化に敏感になると原因が何なのか気付きやすくなります。ひどく痒いときは掻いてもいいです。重要なのは、その痒みはなぜ起きているのかを考えることです。体は、自分自身に伝えるために皮膚にサインを出しているので、それを見逃さないようにしてみて下さい。
サインを感じ、原因について考えたらそれを取り除く手段を考えましょう。例えば、食事で肉や香辛料などを食べて皮膚が赤くなった場合は、ローション湿布、漢方薬などで熱を冷ましてあげましょう。そして、今後はそれらの食べ物を摂るときには注意するようにしましょう。一人一人症状が起きる原因は異なるので、しっかりと考えて対処出来るようにしていきましょう。
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