皮膚の知識について

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肌に水分を

1.アトピー性皮膚炎の肌には水分が必要

アトピー性皮膚炎の方は、病気の部分以外の正常な部分の皮膚も、水分を保持することが出来にくくドライスキン(乾燥肌)状態にあります。原因としては、NMF(天然保湿因子)や角質細胞間脂質(セラミドなど)、皮脂膜形成の低下が考えられます。結果、皮膚のバリア機能が障害され、アレルゲンや刺激物が皮膚から入りやすい状態になるため、アレルギー反応や刺激反応が起きるため痒くなりやすいと考えられています。また、掻き壊すことにより、さらにバリア機能は低下するといった悪循環も引き起こしています。肌に水分を保つことが必要になります。

2.水分を保つために必要な因子

~NMF( Natural Moisturizing Factor:天然保湿因子)~

表皮の角質層にはNMFと呼ばれる天然の保湿剤があり、角化の過程で生まれるアミノ酸が主な構成物質です。NMFは、水様性で親水性が高いため多くの水を保持することが出来ます。角化のサイクルが崩れると「NMF」の主要成分が作られず、角質層中の水分量が減少します。水分保持以外にも角質層に柔軟性と弾力性を保つ働きもしています。NMF成分の配合された化粧品は、不足しているNMFを補う働きがあります。

~細胞間脂質~

細胞間脂質とは、角質層の角質細胞どうしの間にあり、水の層と交互に並ぶこと(ラメラ構造)により水分を逃さずに保持しています。細胞間脂質は、角質細胞の角化の過程で作られる脂質で代表的なものがセラミドになります。

~皮脂膜~

皮脂は、頭皮、顔面皮膚、上背部、前胸部など皮脂線が発達した部位で多く分泌されます。さらに、皮脂は、汗と混じり肌の表面で「皮脂膜」を構成します。この皮脂膜により、水分の発散を防ぐことが出来ます。そのほかにも、皮膚の摩擦抵抗を減らし、表面を滑らかにしています。皮脂の分泌が少ないと乾燥肌(ドライスキン)になり、反対に、皮脂の分泌が多いと脂性肌(オイリースキン)になります。皮脂膜には十分な汗と皮脂が必要といえます。皮脂腺と汗腺の汚れなどがみられたり、分泌のバランスが悪い場合は、皮脂膜を上手く作ることが出来ないのです。

3.水分を上手く保つには?

皮膚に水分を保持する因子(NMF、細胞間脂質、皮脂膜)は通常、角化と言われる皮膚独特の細胞分化システムにより生体内から自然に作られるものです。上手く水分を保つためには皮膚の生理機能を高め角化がしっかりと行われるようにすることが必要なのです。また、空気が乾燥している場合には、体の外から水分を補ったり水分が逃げないようにしたりといった周りの環境に合わせた対策をプラスするとより効果的です。

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