皮膚が赤くべとつきがあり、ポロポロとフケのような落屑を伴うとき脂漏性湿疹の可能性があります。他に、額や眉間・鼻の周り・ワキなど皮脂の分泌が盛んな部分で多くみられます。この場合、普段の入浴方法を確認してみましょう。
脂漏性湿疹の原因は、毛穴から分泌された皮脂が分解し遊離脂肪酸となって肌を刺激にするために起こると考えられています。また、毛穴周辺部に存在する菌が異常に増えてしまうためとも言われ、抗真菌作用のあるシャンプーを使うと良くなる場合もあります。
もっとも不必要な遊離脂肪酸や増えすぎた菌を除くためには、全身用の洗浄剤でしっかりと洗い流すことを考えなければなりません。症状が見られる場所の洗い方が不十分になっていませんか?例えば、シャンプーはサッと済ませ良くすすいでいなかったり。頭や身体を洗うときは、必ずしっかりと泡立ててからその泡を使って洗うこと。そして、その泡が残らないように十分にすすぐこと。洗った時間の2~3倍の時間はかけるようにしましょう。
洗い方を変えたとしても、シャンプーや全身用洗浄剤の成分が肌に残りやすいものもあります。石油系の界面活性剤を含むものは避け、できるだけ肌に刺激の少ないアミノ酸系の界面活性剤を利用したものを選ぶようにします。また、油分を含むリンス剤なども少なめに使うようにしましょう。
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