秋冬になり気温が下がってくると、肌の新陳代謝や発汗機能が低下してしまいます。すると、肌の中に老廃物が溜まったり、肌が乾燥したりすることからアトピー性皮膚炎が悪化しやすくなります。
ここでは、症状の悪化を予防する秋冬の入浴方法についてご説明いたします。
入浴は、肌を清潔にしたり、体内機能の調節が乱れている状態を整えたり、リラックスしたりと様々な効果があります。
これらの効果は、38℃くらいのぬるめの湯に約10分程度ゆっくり入浴して身体の芯から温まることでもたらされます。
この入浴法で新陳代謝や発汗機能が活発になると、老廃物をスムーズに排泄することができ、天然のクリームと呼ばれる皮脂膜も作られやすくなり、アトピー性皮膚炎の症状の悪化を防ぐことができます。
40℃を超える入浴では、身体の表面のみが熱さを感じ、身体の芯から温まってはいないため、新陳代謝や発汗機能を改善することができません。アトピー性皮膚炎の肌の方が、40℃以上の入浴を行えば、必要な皮脂やミネラル分が失われ肌へのダメージが大きくなってしまいます。
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