食事のとり方、日常生活のちょっとした養生の仕方など、気をつければ簡単にできることで体を丈夫にしたり、体質を改善したりできるようになります。食養生で健康になるための気をつけるポイントをいくつかご紹介します。
水分を多くとると、体の中でこの水分を体に残すか外に排出するかという仕事をしますが、あまり多く水分をとり過ぎると、この仕事が増えてしまいます。特に腎臓は大変な仕事量をこなすことになります。また、水分を一気に胃の中に入れることで、胃拡張や、胃酸の薄まり、胃腸の冷えということを起こしやすくなります。胃腸や腎臓などに、出来るだけ負担がかからないよう適量の水をこまめに摂るようにしましょう。
油を使った料理がごくごく日常的に食べられていますが、やはり食べ過ぎには注意しましょう。油は体に吸収されるときに、門脈という特別な通り道を使って肝臓に運ばれますが、過剰な油ものの摂取によって門脈が交通渋滞を起こすことがあります。これが続くと内臓に脂肪がついたり、血液中のコレステロールや中性脂肪が増えたりします。日常の食事で偏った食事にならないように心掛けましょう。
バランスよく食事をとる上で野菜は欠かせません。野菜には、葉物、根菜類、果実野菜などがありますが、自分の体質や季節に合わせてどの種類を食べれば体に良いか、また逆に負担になったりするか、野菜の部位の特徴を考えて食べることも大切です。また、昔ながらの調理法が野菜をとるには理にかなっていることが多いです。
野菜ジュースや健康食品はあくまでも補助と考え、おかずとしての野菜のとり方に配慮してください。
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