中国漢方(中医学)では、病気にならないようにする"予防"に重点をおいているのが特徴です。毎日の食事はその原点、生命を維持するだけでなく、心身の健康をささえる大切な役割をもっています。
アレルギー性の病気が治りにくい理由のひとつには、食事の偏りがあるようです。アレルギーをもっている人に共通の食事の偏りは次の2点です。
まず、食生活を点検し、少しずつ改善していきましょう。
太るから、などという理由で主食がおろそかにされがちです。しかし、昔から主食とされてきた穀物は、いろいろな栄養素が含まれた理想的な食品。主食を中心にして、副食をプラスし、はじめて栄養価値が生まれます。
中国漢方では、穀物は人間の生命力を生み出すものとされ、アレルギーは生命エネルギーが弱っている状態から生じるため、特に大切な食品と考えられています。
油ものや乳製品は、栄養価が高くすぐれた食品ですが、副食であって主食(穀物)に代わるものではありません。また、甘いものはカロリーが高く、吸収されやすいので、すぐに満腹感が得られます。そのためこれを多量に食べると他の食品が摂れなくなってしまいます。
生ものはからだの熱を奪い、内臓を冷やしてしまうため、生命エネルギーを弱らせてしまいます。野菜類はなるべく火を通し、冷たい食品は摂らないようにするのが賢明です。
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