肌の角層は、皮脂や細胞間脂質など脂質が含まれ、外部の刺激から皮膚を守ったり、皮膚の水分を保ったりしています。この脂質が、活性酸素によって過酸化脂質に変わると、バリア機能や保湿機能が低下してしまうため、アトピー性皮膚炎が悪化すると考えられています。
また、アトピー性皮膚炎の方は、SODが不足しやすい体質で、活性酸素を処理しきれないとも言われています。
※SOD:活性酸素還元酵素の略。身体本来が持つ酵素で、体内の活性酸素を処理します。
活性酸素は、細菌やウイルスから身体を守る働きを持っています。しかし、活性酸素が増えすぎてしまえば、アトピー性皮膚炎は悪化します。つまり必要以上の活性酸素をなくすことが大切です。
抗酸化物質は、活性酸素を打ち消し、悪い働きを防いでくれます。野菜や海草類・お茶類・柑橘類などには、抗酸化物質が豊富に含まれています。出来るだけ新鮮なものを食べるようにしましょう。また、醤油や味噌・納豆などの大豆発酵食品もオススメです。
菊の花、春菊、紫蘇(青シソ・赤シソ)の葉、タマネギ、ニラ、ピーマン、パプリカ、青梗菜、ほうれん草、小松菜、野沢菜、キャベツ、ブロッコリー、パセリ、アサツキ、かぶの葉、ダイコン葉、トマト、ニガウリ、ニンジン、カボチャ、レンコンなど
柑橘類(レモン、イチゴ、ミカン、カキ、オレンジ、グレープフルーツ、ゆず、ライムなど)
海草類(海苔や昆布・ワカメなど)
茶(柿の葉茶、ほうじ茶、緑茶、抹茶、玉露など)
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