水道水は塩素によって殺菌処理されることにより安全に飲むことが出来ます。しかし、塩素が多く残っている水は、酸化力の強い水であり、活性酸素を発生させます。酸化とは簡単に言えば身体にサビが生じるような状態であり、人体に様々な影響を与えます。
髪や肌のたんぱく質を壊し、細胞に大きなダメージを与えます。そのため、髪はパサツキ、肌は保水力、保湿力を失うため乾燥肌となり、アトピー性皮膚炎を悪化させます。また、水中のアンモニアと反応するとカルキ臭となります。食べ物の細胞にも入り込み壊してしまうため、ビタミンが10~30%程度損失します。塩素は強い殺菌力をもつため、腸内の善玉菌を殺してしまい、悪玉菌が増え腸の働きが低下します。
塩素処理によって発生する発ガン性物質のことで、アトピー性皮膚炎も悪化させると言われています。水源が汚染されていると、大量の塩素を用いて処理する必要があり、結果としてトリハロメタンも発生しやすくなります。煮沸した直後は2~3倍量に増えるため、15分~20分は煮沸を続け、取り除くようにしましょう。
塩素を除去する浄水器を利用します。浄水器を使用する場合には定期的な交換を行いましょう。体に取り込む水に塩素が多く含まれていると体内からサビてしまい、老化などの原因となります。酸化しにくい良い飲み水を摂取するように気を配ることが必要です。お風呂場では、シャワーヘッドを変えることも効果的です。入浴のお湯にビタミンC(アスコルビン酸)を入れ塩素の酸化力を弱くしたり、活性炭を入れ塩素を吸着させる方法もあります。この他に、母胎の中、つまり羊水に浸かっているときが最も肌が美しいという考えから羊水と同じミネラルを含み、塩素を除去するような入浴剤もあります。
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