DATA : 2012/02/20
お問合せフォームにて
同居している彼が、アトピーがひどくて困っています。ステロイドを使っていたのですが、皮膚科に通いながら脱ステロイドを試みています。リバウンドのためか全身が腫れ上がり、痒くて掻きむしったところから汁が溢れています。ここ数日は夜もほとんど眠れない状態です。この状態を緩和する方法はないのでしょうか?
脱ステロイド中は、肌の赤み・腫れ・滲出液・痒みが見られます。これは、身体の免疫力の働きが弱く、肌で起きた炎症を抑えることが出来ないためです。緩和するためには、炎症を抑える必要があります。脱ステロイド中に有効なローション湿布についてご紹介いたします。また、ジュクジュク期に用いる亜鉛華軟膏の使い方もご説明します。
脱ステロイド開始時は、肌で起きた炎症を抑える力が備わっていません。炎症により赤み・腫れが見られ次第に汁が溢れ、痒みを伴います。これらの症状を和らげるためには、炎症を抑えなければなりません。漢方薬の服用とともに抗炎症作用を持つリスブラン化粧品の「ノンEローションマイルド」を使いローション湿布を行います。薄めのコットンに「ノンEローションマイルド」と「ジネンミスト」を半量ずつ含ませます。持ち上げたときポタポタと垂れるくらいが目安です。コットンを赤み・腫れのある箇所に5~10分程度湿布します。肌がふやけなければ一日に何回行っても構いません。とくに症状のひどい所は、沁みないよう「ジネンミスト」のみから開始します。
汁が溢れている部分は、「亜鉛華軟膏」を使って滲出液を取り除くようにします。そのままにしておくと、細菌などが増え新たな炎症や痒みさらには感染症などの危険もあります。リント布に亜鉛華軟膏をつけて患部に塗布します。リント布を剥がしたとき亜鉛華軟膏が皮膚にくっつき残っていることがあります。この場合は、ガーゼにオリーブ油をしめらせて優しく押さえるようにしてふきとります。滲出液が固まったときは、無理に剥がさずお風呂に入ってふやけさせてから取り除きます。
Copyright (C) 2009 Shiomi-no Mori All Rights Reserved.